ポケットモンスター みんなの物語

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見てきましたよ!

ぼっちでね。

 

ということで、どうもしきっこです。

今回はね、ネタバレしたくないけど感想とか話してぇってなったんでブログに書きます。

普通にネタバレするんで、見終わった人と気にしない人だけ読んでね。

 

 

僕、実はゲームは全作やり込んでておそらくガチ勢のほうに分類されるんですけど、映画自体はディアパル以降はキミに決めた以外見てなかったんですよね。

なんか夜のスペシャルでやってたのがつまんなかったのと、アニポケも追ってないからタケシポジとかカスミポジに思い入れないし。

それがキミに決めたでは、パラレル世界を舞台に今の20~30くらいの世代を狙ったような映画をすると聞いちゃあ見なくてはいけません。

今回はみんなの物語なんで簡単に書くと、本編ラストよりバイバイバタフリーで先に泣きましたね。

たぶんリアルタイムで見てた人間は全員泣きます。

今のいい子ちゃんなサトシと違って、当時のサトシの普通の子供らしいヤンチャな感じがあって懐かしかったです。

 

 

で、今回の映画。

僕は前情報ほぼナシで、せいぜいアニメと分離してるってのとケバいヒロインとルギアだけ知ってました。

やっぱりアニメと分離してくれてると初見でも楽しめますね。

 

まず今作のいいところは伝説のポケモンによるド派手バトルがなかったこと。

これは悪いところでもあるんですけど、個人的にはもういい歳やし味付けの濃いバトルがなくても満足できました。

次にゲスト出演の声優陣が気合い入ってたこと。

これでも一時期は声豚してたんで、声にはうるさいオタクだと思います。

しかし、全員良かったと言い切れます。

毎年恒例の山ちゃんとかしょこたんや大御所の野沢雅子は語るまでもなく、カガチなんかはめちゃくちゃうまかったです。

特に注目してほしいのは川栄李奈芦田愛菜

エンドロールで名前見たときはびっくらこきましたね。

二人とも、若干の違和感はあるもののいい演技してました。

 

 そして作画。

なんかサンムーン始まるときにかなり方向性が変わってネタにされてた記憶があるんですけど、映画見た感じめちゃくちゃキモオタクにやさしいキャラデザになりましたね。

キミに決めたのときは昔のサトシに寄せてましたが、今回は本編の作画を始めてみました。僕は結構好きです。

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上のキャラは僕の好きなアニメのキャラなんですけど、このキャラの丸で囲われたほっぺのように、どちらかに顔が向いているときは少し楕円を描くような輪郭が大好きなのでよかったです。

他にもこちら。

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これは川栄李奈が演じたヒロインなんですけど、瞳の描き方が最近のアニメと同じ感じですよね。そして先ほど僕が指摘したほっぺも確認できます。

 

で、肝心のシナリオ。

タイトルのみんなの物語のとおり、それぞれのキャラ一人ひとりが主人公として進んでいく群像劇でした。なので、今までみたいにサトシとピカチュウだけが走り回って解決という感じではないです。

 

まず一人目の主人公、サトシ。

ポケモンゲットレースでいろんなポケモン捕まえてるのは新鮮でしたね。

ヒロインのリサは陸上の地区チャンピオンだったが怪我が原因で完治はしたものの走るのが怖くなってしまったのだが、そのキャラに「なんで走れないの?」ってサラッと自然に違和感なく聞き出したあたりさすがと感じてしまいました。

今回はあくまで黒子に徹するというか、一番目立ったキャラではないかもしれないけどいい動きしてましたね。

女の子主人公たちへのフォローうますぎ。

 

次にリサ。映画観る前はケバくてあまりいい印象なかったです。ぶっちゃけアニメ絵で濃いアイシャドウって合わないですよね。

しかし、話が進んでいくとキャラ的にはいい感じ。

僕が心を惹かれたのは川栄李奈の演技と、サトシに眉毛がないって指摘されたシーン。アニメでの化粧ってしてる時としてないときって大差ないのに、そこリアルにしてくるかと感心してしまった。

そして彼女の演技がいいといっても、あくまで本職ではないっていうのも加味してです。

が、声質ばっかりは発声で多少良くなろうともどうしようももない部分だと思います。

その点、めっちゃ声質いいと思いました。芦田愛菜もしかり。

少ない学校でのシーンでは陸上への未練からか、友達とつるむシーンはありませんでしたが怪我をしてるインドアな弟との会話では優しそうな女の子って感じのギャップがすこ。ママァ……。

終わってみたら一番好きなキャラになりましたね。ジト目すこ。

 

三人目はカガチ。

オジサンなんですけど、いいキャラしてました。

他の若い少年やヒロインと比べてもそん色ないオッサンでした。

オタクなので声優を務めた俳優をしらなかったけど、めちゃくちゃうまかった。

ウソッキーとのシーンは熱かった。

 

四人目はラルゴ。

芦田愛菜が演じていたんですけど、めっちゃ可能性感じましたね。

これもオタクなんで最近の活躍は知らないんですけど、若いし声優としてもやって行けそうに感じました。

思った以上にトラブルメーカーって感じやったけどよかった。

 

五人目はトリト。

個人的にそこまで好きではない。

けど、一応重要な主人公の一人。

カガチとのやらかしを大勢の前でバラしてしまったのに糾弾されなかったのは疑問。

それならもともとそんなシーン入れなきゃよかったのにと思った。

 

最後はヒスイ。

cv野沢雅子。最初は頑固なババアやと思ってたけど実はすごくて優しいババアやった。

 

 

このように

幼女(6~7?)のラルゴ。

永遠の10歳サトシ。

JKのリサ。

20代のトリト。

中年のオッサン、カガチ。

ババアのヒスイ。

 

年齢も性別もバラバラなみんなの物語が今作の魅力だった。

今年はポケモンやサトシが他のみんなのサポートに徹しているのが非常に良かった。

逆に言えばド派手なバトルでサトシが解決してるのを見たい人には向かないかもしれない。

 

しいて悪い点を挙げるとすれば、ルギアとゼラオラが地味やったこと。

でもそっち目立たせようとすると上記と相反するし仕方ないと思う。

 

次のミュウツーも今作みたいにアニポケ本編と切ってくれるなら確実に見に行くだろう。

めっちゃよかった。