今回はクロノボックスについて書きたいと思います。
本作のテーマは自罰と贖罪、そして復讐。
内容はなかなかのエログロって感じでしたので、それが苦手な人には合わないと思います。うっすらリョナ要素まであるので。
エロゲーってエッチなシーンがあるから18禁なのはみなさんもご存知だと思うのですが、本作はエッチやグロが絶対必要で18禁でないと表現できないと感じました。
ネタバレあると一気につまらなくなってしまうので、ネタバレなしで短くまとめました。
良かった点
・CGがいい
絵がいいではなく、あえてCGと表現したのは立ち絵とイベントCGの両方が良く、立ち絵の表情の変化は特によかったからです。口元が動いたり、なかなか手が込んでいました。言われなければ気づかないとこまで、細かく描かれていました。
・最後の伏線回収が爽快だった
それまで謎すぎた点の出来事が一気に線で結ばれます。これが前回の記事に書いたカタルシスってやつなんだなと感じました。クリア後は考察サイト必読です。
・体験版すべてオリジナル
本作は体験版までやって初めて完全クリアといえます。本編では触れられなかったキャラを掘り下げられていました。
・えっちシーンがえっち
エログロなのでエッチシーンにも力が入っていました。
悪かった点
・最後のほうでいっきに伏線が回収され謎が解けていくので、中盤までは何が何だかよくわからないまま話が進んでいきます。これのせいで物語への引き込みが弱く、中弛みしてしまいました。批評空間で評価が高いことがわかってなかったら、いったんやめて積んでたかもしれません。
悪かったとところがあまりなく、きれいにまとまった作品だと感じました。
今年上半期ではベストな作品だったのではないでしょうか?