とりあえずトゥルールートまでクリアしたので感想とかネタバレ(なるべく本筋はなし)しない方向で書きたいと思う。
今回はルート別にザックリとした感想と、そのキャラについて書いていきたい。
・しろはルート
僕が最初にしたルート。ぶっちゃけこのルートってALKAへの布石みたいなとこある。あまりこのゲームはイベントCGが用意されたないように感じたけど、最初にしろはとプールで会った時のCGは一番の気合いを感じた。
僕は花澤香菜と高森奈津美以外の女性陣を知らんかったんやけど、とても良かったと思う。
表の人なのかな?ここ数年アニメ見てないから知らんだけかもしれないけど、アニメで普通に起用されてもおかしくない。(既に売れてる人ならすまん)
個人的には少しモニュモニュした声質がすごく好み。演技も大人しいけど幼いというか、子供っぽい成分が含まれており良かった。
最初は声優的にダントツ蒼に照準を絞っていたけど、終わってみると一番好きなキャラかもしれない。
シナリオについては一番青い春がテーマの雰囲気シナリオといった感じ。
他のシナリオよりも水泳部や本土での暮らしから逃げてきたことと、一番向かい合っているのも良き〇。
他のシナリオは挫折して現実逃避してるのか、島に来た理由なのにサラッと流されてる気がした。
・紬ルート
しろはの次にやったルート。
たぶんこのルートが一番美少女ゲームっぽかったんやないかなと思う。
僕はドンキとかに売ってそうな着ぐるみみたいなパジャマ?部屋着?大好き侍なのですこってた。
巨乳キャラが牛のを着るベタあれ、スコティッシュフォールド。
シナリオについては、先にも言ったとおり一番美少女ゲームっぽかったと思う。というのも、ネタバレするから省くけど、このルートが一番王道っぽいイチャイチャするシーンが描かれていた。
ただ、ややネタバレになるからボカした書き方するけど、「なんで紬が現れた」のかとか、「ツムギはどうするの?」とか、いろいろ気になる点はある。前者は蝶だとしても。
ただ最後の夏を満喫するのとかは夏ゲーって感じしてよかった。
・鴎ルート
なんか他のキャラと違ってブツ切りになってるルート。
なんか他の島のキャラたちと関わりがないから、ブツ切りになってるように感じた。
主人公のデジャヴと感じていたひげ猫団が実は……っていう最後までの展開はびっくりした。
こういうのにしては鴎の展開が早いような気がするけど、それでも走り抜けるというか、完成させるのとかは夏!って季節にあってる(語彙力うんち)
ただシナリオ自体は悪くないけど、他のルートは紬含めてみんな関わっていただけに、本当に鴎だけ別ゲーレベルの仲間ハズレ感がすごかった。
・蒼ルート
最後にしたルート。個人的に声優すこってるので一番楽しみにしてた。
が、ぶっちゃけると一番僕の中で評価低いとせざるを得ない。
というのも、まずこのルートをクリアして真っ先に「いや、この話ならエロゲでしろよ!」と突っ込んでしまった。
成人漫画でなくとも、例えば一緒に一夜を過ごして外の風景で鳥がチュンチュン鳴いてるシーンからの「お二人さん、昨晩お泊まりだったんだって?」というような周りの人の弄り、いわゆるドラクエみたいなセリフがあって、読み手に「あ、これ昨日セックスしたんだな」と確信させる手法がある。
このルートはそれ以上にあからさまなセリフがいくつもあったし、おそらくしたであろう場所はいかにもエロゲっぽい。
キャラの可愛さはダントツやし、声は文句なしでギャグキャラなので死角無し。
だがシナリオの質や話の持って行き方としては、よくあるエロゲだなと思った。
物語の山場となる最後の事件の解決方法も読み手が予想しやすいものなのに長々とやられたから、若干茶番な感じもした。
どのルートも途中で終わる感じやけど、このルートは鴎ほど振り切ってるわけでもなく、しろはほど綺麗に終われてるわけでもなく中途半端。これは紬にも言えるかもしれない。
ただ唯一、七影蝶が大きく関わるため本筋では重要である。
・ALKA
今までのうみの伏線をここで回収する話。なんでチャーハンなのかはわからんが、チャーハンが受け継がれるというか、主人公とうみのチャーハンの腕に関する描写にある程度割かれてたのは良かった。
家族、チャーハン、シリアスを上手い具合で混ぜ合わせたシナリオだと思う。
ただ、なんでこんなことが起こってるのか?に関してはよく理解できてない。
ただ泣けるかと言われたら泣けはしなかった。
最後のルートはネタバレ回避が難しいのでクリア済みの人か、それが気にならない人が読んでね。
・Pockts
満を持して花澤香菜登場。
話は過去に戻って、しろはの両親にさかのぼる。
そこまで話が長いわけではなかったから、結局母親が失踪した理由はわからず。
なんやかんやあってしろはを守るために亡くなった。(七影蝶になった?)
で、しろはは両親を取り戻すために力を手に入れるも、このままやと死んでしまって家族がバラバラになるから阻止するみたいな感じかな。
なんしか最初の何ルートかは傍観していただけのうみがALKAを通じて夏を終わらせる選択を決心したルートとザックリ思っている。
最後に主人公が蔵掃除して帰る。が、船から飛び込んで島に戻るシーン。
蔵の遺品整理をするようにこれまでのことを思い出を整理していく。
で、夏の終わりにしろはへ声をかけてチャーハンの作り方を教えてもらう。
夏が終わって次へ進む二人で終わるのはよかった。
たぶん、うみちゃんは結局生まれるんじゃないかなと思わせる終わり方。
鏡子さんはどこまで把握してたの?
七海に夏休みは籠じゃダメといったり、主人公が帰るときにしろは母へ呟くシーン。
今作は日常の馬鹿やってる時のキャラの距離感というか、かけ合いが非常に良かった。
一番評価したいところ。
いい作品には違いないとは思うけど、泣ける作品かというとUUUM。
泣きゲーってより夏の思い出をポケットにしまって、時々懐かしむ雰囲気ゲー。